気の抜けた炭酸

2025.8.3

 

連日の暑さに
炭酸水の泡が 身体を駆けめぐる

子供の頃は あのピリピリが苦手だった
時間が経ち 炭酸がほどよく抜けたくらいが
子供の私には ちょうどよかった

いつの間にか 時は流れ
苦手なものも 少しずつ 薄れてゆく

ふと気づけば
あの炭酸のように
私の中の何かも 音もなく 抜けていくのかもしれない

そういえば 今日の空も
少しだけ 気が抜けていた

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